理系学生のちらしの裏

日記だったり雑記だったり

Windows10でプログラミング環境を整える

新しいPCでもプログラミングできるように、色々と環境を整えました。とりあえず学校の授業でもよく使う、CとJavaを使えるようにします。

Chocolatey

Macでいうhomebrewのようなパッケージ管理ソフトがあると聞いて入れました。それがこのChocolatey。
サイトを見てみると、かなりのソフトをインストールできるみたいですね。
chocolatey.org

インストール

インストールはとても簡単です。まず、コマンドプロンプトまたはPowerShellを管理者権限で起動します。つぎにChocolateyのサイトに行き、コマンドプロンプト or PowerShellに適したコマンドをコピーしてきます。それを貼り付けて実行すれば、あとはインストールされるのを待つだけです。
f:id:Pano:20181205235224p:plain

よく使う機能

パッケージの検索

choco list

インストール済みパッケージの検索

choco list -localonly

パッケージのインストール

choco install <パッケージ名>

パッケージのアップデード

choco update <パッケージ名>

パッケージのアンインストール

choco uninstall <パッケージ名>

Git

Bash環境としてGitを使いたいので、インストールします。
Git
公式サイトからダウンロードしてきてもいいですが、今回は管理者権限のコマンドプロンプトでchocolateyを用いてインストールします。

choco install -y git

PATHの設定

bash.exeのあるディレクトリをPATHに追加します。(C:\Program Files\Git\binかな?)

Cmder

コンソールとしてCmderをインストールします。chocolateyでもインストールできますが、最新版を使いたい場合は公式サイトからインストールするのがいいでしょう。
cmder.net

PATHの設定

cmder.exeのあるディレクトリをPATHに追加します。

Cmderの設定

Cmderをより便利にするために色々と設定していきます。

日本語文字がつぶれて表示されるのを防ぐために、General>fontsにある"Monospace"のチェックを外します。
f:id:Pano:20181206005443p:plain

新しいタブを作るときに指定できるタスクを増やします。Startup>Tasksにある"Add/refuresh..."をクリックすると、いい感じの設定が自動で作成されます。ここでは、追加されたGit bashを選択して、default taskにしましょう。右下のウィンドウでは赤線で引いた形でタスク開始時のディレクトリを指定できます。この例ではホームディレクトリにしてあります。
f:id:Pano:20181206005820p:plain

ついでにStartupのSpecified named taskもGit bashにしておきましょう。
f:id:Pano:20181206010235p:plain

General>Tab barにある"Tab bar on bottom"のチェックを外すことで、タブバーをウィンドウ上部にもってきます。こっちの方がMacに近くて個人的にすきです。
f:id:Pano:20181206010333p:plain

カラースキームは"Twilight"にしました。自分の好みになるようにいじることもできます。
f:id:Pano:20181206010531p:plain

Features>Transparencyで、ウィンドウの透明度を設定できます。
f:id:Pano:20181206010651p:plain

Key & Macro>Keyboardの中にある、"[Inselection] Copy: Current selection as plain text: Copy(0,0)"の"Choose hotkey"を"なし"にします。こうすることで、「Ctrl」+「c」で割り込みシグナルを送ることができるようになります。
f:id:Pano:20181206010814p:plain

.bash_profileの設定

ホームディレクトリに追加される.bash_profileに日本語環境で使うためのLANG環境変数を追記します。

# generated by Git for Windows
test -f ~/.profile && . ~/.profile
test -f ~/.bashrc && . ~/.bashrc

export LANG=ja_JP.UTF-8

.bashrcの設定

エイリアスの設定をします。

alias ls='ls --show-control-chars -F --color --ignore={NTUSER.*,ntuser.*}'
alias activate='source activate'
alias deactivate='source deactivate'

日本語のファイル名やディレクトリ名が表示されるようにしました。また、ホームディレクトリにNTUSER.DAT{.....という長い名前の隠しファイルがあり、lsを実行するたびに表示されると邪魔なので表示されないようにしました。
Conda環境を切り替えるのに、bashだとsource activate [環境名]と打つ必要があります。面倒なのでactivate [環境名]だけで実行できるようにしました。deactivateも同様です。

MinGW

C言語等をコンパイルできるようにするために、GNUツールチェインであるMinGWをインストールします。

choco install mingw
gcc --version

としてバージョン情報が表示されれば無事インストールされています。

JDK8

Javaを使えるようにするためにJDK8をインストールします。

choco install jdk8
java -version

としてバージョン情報が表示されれば無事インストールされています。

その他

テキストエディタなどは好きなものを入れればいいでしょう。僕はとりあえずVisual Studio Codeを入れてみました。
CygwinやらMSYS2やらいろいろあってどうしようか迷いましたが、とりあえずこんな感じで構築してみました。しばらくこれで使ってみようと思います。